2009年08月02日
貧乏はお金持ち
橘氏の著は財務・税務の知識を学びより自由に生きるための啓蒙および実践指南がテーマです。
法人税と個人税の違いを利用して、個人が法人を活用することで、税負担を低減できると説明する。税率は家族構成によって大きな差があり複雑な制度だが、本書ではサザエさんの家庭をモデルにして、波平さんの退職を機にマスオさんがマイクロ法人を設立したらどうなるか・・・と現状と比較している。結果は社会保険負担を含めると、サラリーマン時代の20%から実質5%の負担になるとしている。
これはマイクロ法人を設立し、現在の雇用主との雇用契約を業務委託契約に変更したらの設定で、すべてのサラリーマンに今すぐ実行できるかというと無理がある。
じかし、この話は現在自営業を営んでいる人達がいかに法人を使い、節税が可能なのかということを示している。また、日本国が確実に税をとれるサラリーマンへの源泉徴収にいかに依存しているかも具体的に学べる。
これだけ氏の本が売れているということは、サラリーマンから徴税制度革命の火種が起こっても不思議ではないと思いましたが、本書の後書きに次のように述べています。
つまり、サラリーマンの多くは、経済的に自由になることよりは、組織への従属の現状を選択するということでしょう。もちろん、従属することによって、生涯収入が高くなったり安定したりするのであれば、自由を妥協する意味はあると思います。
大切なのは、雇用主からの将来の期待収入の計算を間違わないことです。多くの労働者が期待収入に対して幻想を抱いているようですので。
ところで、日本における経済格差は2つの大きな流れから生まれています。
1)経済成長が鈍化し、未来の賃金増が見込めず、若年層のめ賃金が固定されることのよる世代間格差
2)経済のグローバル化により、多くの国内の職が海外に流れ、海外に仕事を取られない人たちと取られた人たちの格差
本書のサブタイトルは「『雇われない生き方』で格差社会を逆転する」ですが、500万円の年収を15%セーブしたところで、格差を逆転することができるかには大きな疑問があります。
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コメント
投稿者 名無しさん:2009年08月27日 10:06
