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2009年05月21日
フライマンがMBAにいくとどうなるのか
ついこの前、飯塚毅氏の学生時代と比較して、いかに自分が勉強してなかったのかを書きました。
最近globaltrotterさんのもうすぐHBSに行かれる方のブログを読んで、自分の院生時代を思い出しました。
彼女は学期前のプレコースに「あなたは必要がありませんよ」と言われたにもかかわらず、学校と直談判して受講を認めてもらったそうです。この1年間「どうやったら入学後の経験をMaximizeできるか?」を考え続けていたらしく、もの凄い気迫を感じます。
僕のMBA前はというと、当時は大学を卒業してからというものカリフォルニア州 Irvine でキャリアなどはあまり意識せず、8時5時の仕事をしながら、夕方からは毎日テニスや釣りを楽しんでいました。ウォートン校のMBAに行くことになったので、数学なんかさっぱりだった僕は、「お前は数学の単位が足りないから学校が始まる前にとってこい」と学校から言われ、MBA前に必須だった微積分のコースを取ることを目的に、コロラド州立大学ボルダー校の夏期コースを受けることにしました。
5月に会社をやめアパートを引き払い、Irvine から不調のボンコツ車を飛ばして約1日半でコロラド州に入り、ロッキー山脈を上って行きました。
道路はとても綺麗な渓流際のワインディングロードです。道路上の水たまりを見るだけで「あそこには魚がいるんじゃないか」と心臓がドキドキし始める僕が、こんなきれいな川をみて落ち着いてはいられません。これから2か月間、こんなきれいな川のそばですごせるんだーと胸がワクワクです。Irvine にはドブ川と沼しかありませんでしたから。
夏期講習は2か月ぐらいでしたが、週3ぐらいで授業が終わった後は竿をもってキャンパス側を流れる川に直行していました。
ボルダーでの夏期講習では日本からの留学生も多くいらっしゃってて、みなさん目的意識がとても高い優秀な方達でした。僕はというと、もちろん当時は「いい加減」に時間を過ごしていたつもりはなかったのですが、大学時代もビジネス専攻でしたので、アメリカでは学部→院というのはごく自然な流れでしたし、とくに高い目的意識は持たずにMBAに臨んでました。残念ながらMaster of Flyfishing という学位はなかったのです。
また彼女はMBA同志があつまる会に参加したそうで、そこでDeNAの南場女史がスピーチで
「MBAは役に立ちませんでした」
と言われたそうです。南場女史はコンサル業務から2年間逃れられることがよかったらしく、MBAでは勉強しなかったそうです。
僕はというと、学期が始まったとたん、連日朝4時頃まで続く勉強、それでも終わらない宿題・・・フィラデルフィアでも綺麗な川がいくつもあったのですが、学期中はフライを一回もできなかったほど、苦しみました。「コンサルティング」という言葉さえ意味不明でしたが、周りがみんな「コンサルタント」になりたいと言っており、入学3カ月目にしても「高給で経営アドバイスをするお仕事」ぐらいの意味しかわかってませんでした。「フライキャスティングの方法ならアドバイスできるのだが・・・」
これはやっぱりMBAを受けに行く前に過ごした時間の密度の差にあったのでしょう。
本格的な就職活動をしたのもMBAが初めてでした。面接担当官から志望動機を聞かれたときも
「御社のそばにはトラウトが豊富なABC川がながれておりまして・・・」 と本心を話すわけにもいかず、面接を落ち続けたのですが、ある時、面接で釣りの話で盛り上がった会社からオファーをいただきました。米国でもフライマン達がこぞって巡礼する川がその会社の州にはあったのです。
globaltrotterさんのHBSでの健闘とこれからの輝かしいご活躍を心よりお祈りしています。
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コメント
投稿者 名無しさん:2009年08月28日 06:43
