2009年05月31日
希望が持てる日本の未来
最近よく日本の将来を憂う記事を目にします。
急激な少子高齢化とそれを前提として構築されてこなかった社会基盤で、特に変革がおこらなければ、日本はだんだんと沈没していくことは予想しがたくありません。
対処方法は大きく3つあります。
1)労働力の減少とともに小さくなっていくであろう経済生産から生まれる価値を国民でできるだけ平等に分け合う社会主義政策。
2)経済価値を生産への貢献度、つまり能力により分配する競争主義政策。大きな格差が生まれ社会が富により分断されます。
3)格差を容認しながらも、現在分断が進む中産階級を維持し、世界と比較してもある程度の豊かさを保つ。経済生産の減少を労働量減少ペースより緩やかにするか、もしくは反比例させる。
3番目が一番魅力的な解だと思うのですが、そのためにはいくつか条件があります。
1)国民が国家総動員で継続学習し、個人個人が成長すること。
2)世界の頭脳を集めること。
3)低生産性職は海外に輸出すること、もしくは希望する外国人にさせること。
4)高度成長分野における産業を活性化させること。
書くのは簡単、実行は大変。その辺はまた今度。
http://blog.goo.ne.jp/magicgirl/e/ce72f75fd9e080459b93a1ce63d7b8c0
2009年05月29日
九山公園
温州に来て約40時間が経過しようとしているが、この旅の目的の温州みかんをまだみつけることができない。
次の約束まで二時間ほどあったので、ホテルの隣に九山公園にそびえたつ、7重の浄光宝塔に登ってみた。


公園の山道を登っていくと、そこは市民の憩いの場所だった。特に50歳から上の人がおおく、机を囲んで和気あいあい楽しんでいた。

日本でこんな光景はあまり見当たらないなーと思った。
丘を登りながら5分ほどで塔のふもとについた。

? 何か足りない・・・。
日本ではこういう頂上から一望できる建造物へ登るには大抵カネを払わないといけないのではないだろうか・・・が、集金所がない。この建造物がいかに価値のあるものかをたらたらとタラタラと述べてある看板もない。ただ、老若男女が登っては降りてくる。
ふと思った。もし、これが有料だったら、さっきの老人たちの憩いの光景もなかったのではないだろうか。
これが倒れたら縁もゆかりもない温州で骨を埋めることになるなーと思いながら階段を上って頂上に着いた。
そうだ・・・温州が一望できるここからだったら、ミカン畑がみつかるかもしれない!
と思って見渡してみたが、見渡す限りビルばっかりで、あの山の向こうにあるのかなーと想像するのが精いっぱいでした。
出発のフライトは明日の朝6時
今回の旅は本場の温州みかんを食べにいくという当初の目的は達成することができなかったが、様々な釣り人との出会いがあり、お昼はご馳走になった。機会があったら、彼らと一緒に釣りをすることを約束した。
中国の上海あたりは、レストランと中食の間の形態のレストランが多い。
料理は材料だけがお皿にのって並べられており、どんな材料を使ってどんな料理ができるのかが大体想像つく。料理そのものを知らなくても「これ」「これ」とウェイターに告げるだけで、立派な料理がテーブルに並ぶ。
5月28日の昼食

カメやカニなどがいるのはいいけど、生きたあひるとか鶏がいるのには、見たことがないわけではないが、少し違和感を感じる。検疫で「鶏に近づきましたか?」という質問があったら、何と答えればいいのだろう。
僕は正直だから
「はい、でも籠の中にいたんです。食用で・・・。触ったりしてませんよもちろん・・・」などと墓穴を掘りそうだ。
5月29日の昼食

なぜ男は浮気をするのか
Act Like a Lady, Think Like a Man の読メモです。
(著者は本の中でセックスをクッキーと称してます)
著者は浮気を奨励することが目的ではないとした上で、なぜ男が浮気をするのかを説明しています。
1:男にとってクッキーは肉体的なものだから
女性にとってクッキーは感情的な愛の行為ですが、男性にとりクッキーは完全に肉体的な行為としてできるものです。クッキーと愛は全く関係ないのです。ですから、妻や子供を愛しながら、他の女性とクッキーを食べることができます。
2:バレないとおもうから
浮気する男性も「バレた時の修羅場」は想像できますが、バレない自信があるからこそ行動に移します。
3:まだ理想の自分に到達してないから
このような男性は「自分」を試すために猟をしにいきます。
4:妻が一緒にクッキーを食べてくれないから
妻の妊娠時に浮気する男性が多いのはこれが理由です。
5:不倫に対して抵抗がないクッキー相手の女性がいるから
「Throwback と Keeper」で述べた「Throwback」に分類できる女性が世の中にはたくさんいるからです。
このように男性と女性の考え方の違いを明確にした上で、どのように長期にわたる関係を続けていける男性を見分けることができるか、関係を築くことができるかが本では述べられています。
Act Like a Woman, Think Like a Man
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
Act Like a Lady, Think Like a Man の読メモです。
あなたにアプローチしてきた男性がまず最初に考えること
1)あなたと寝ることができるか
2)寝るためにはどれだけ費用がかかるか
ここでいう費用とはお金だけではなく、時間や結婚へのコミットメントなども含まれます。
デートを重ねながら男性はあなを
1) Keeper
2) Throwbak
のいずれかに分類します。私の専門である釣りで使われる用語です。魚釣りに行く人は釣った魚を家に持って帰るものはとっておき、あとは水に帰します。とっておく魚をKeeper 、リリースする魚をThrowbck と言います。要は釣った女性と長期関係を持つか、それとも数回のクッキーの後手放すのか、の判断するわけです。
この判断にとって重要になるのが男があなたとデートを重ねながら算出する「費用」です。
「費用」が安いと判断された女性は、Throwback に分類されます。」
「費用」が高くてもあなたがその費用の価値がないと判断されれば、男は離れていきます。
「費用」が高くて、あなたが費用にみあうだけの価値を持っていると判断されれば、男はなにがなんでもあなたを離さないでしょう。
Act Like a Woman, Think Like a Man
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
男が愛を感じるため女性から必要なもの
Act Like a Lady, Think Like a Man の読メモです。
1)サポート
2)忠誠
3)クッキー (著者はセックスのことをクッキーと言ってます)
サポートとは男の生き甲斐を支援することです。
このいずれかが提供されないと、男性は愛を感じません。
Act Like a Woman, Think Like a Man
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
男の愛し方
Act Like a Lady, Think Like a Man の読メモです。
男による「愛の行為」は女性のそれと全く違い、3つの方法があります。男の愛し方の3Pです。
1)Profess 宣言する
もし、男があなたを本当に愛しているとすれば彼はあなたの存在を周りに宣言します。
「おれの女だぜ」
という感じでしょうか。もし彼があなたと付き合って3か月以降も友人や家族に紹介しない場合は、彼はあなたを本当に愛しておらず、一過性の関係ととらえているでしょう。
2)Provide 養い、提供する
原始時代は獲物を住居に持ち帰ることを言ったのでしょうが、現代ではレストランで食事代を払ったり、働いて給料を家に持って帰り家族を養ったり、力仕事をすることをいいます。
これがわかれば過酷な労働環境で黙々と自分を押し殺して働きながら給料を家に持って帰る日本のサラリーマン達はとても大きな愛の持ち主であり、男の中の男であることが理解できます。一昔前に報道された「夫の下着を洗わない妻」や「リーマンパパを罵倒するギャル」などは男の愛を仇で返す大バカ者ということでしょう。
3)Protect 守る
男は愛している女性、子供の安全と尊厳をを守るためにはどんな犠牲でも払います。あなたが帰宅中にパンプスが折れ、足をくじいたとします。彼に連絡したところ
「タクシーを読んでとにかく家に帰るように」
と言われたら、あなたは彼にとって多分「一過性の女」でしょう。
「今からすぐに迎えにいくからとりあえず近くのカフェで休んでて」
と言われたら、彼はあなたと「長期的関係」を築きたいと思っているでしょう。
男はこの3Pをできることを男らしいと思い、3Pを行うことで愛を表現をします。
男が本当にあなたを愛しているかどうかはこの3Pを実行しているかどうかでわかります。3Pをしない相手であれば、あなたは真剣に愛されてないでしょう。
この事実がわからない女性は、「女性の愛しかた」を男性にも求めます。
- 一緒に時間を過ごしたい
- おしゃべりしたい
- ロマンチックに愛を表現してもらいたい
等々
また、3Pを男性にさせてくれない女性、例えば外食でどうしても「割り勘」を主張するフェミな女性等、は男性に
「おれは男だ」
と感じさせてくれることができません。
Act Like a Woman, Think Like a Man
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
男は何を動機に生きているのか
Act Like a Lady, Think Like a Man の読メモです。
男はとてもシンプルな生き物だとした上で以下の3つで自分や他人を判断し、これらに動機付けされており、それが男のDNAだと言っています。
1) 誰なのか: 肩書
2) どんな仕事をしているのか: 職業
3) いくら稼いでいるのか: 年収&資産
男の中にはこの3点において、「理想の自分」いわゆる理想セルフイメージがあり、それが満たされない限りは「女性」が彼に占める優先度が1番になることはありません。
一緒に男性と語らいながら時間をすごしたい女性が
「どうして仕事ばかりしているのか」
「なぜ家にいないのか」
といいう不満をよく聞きます。
しかし、このセルフイメージ3点において、男性が自分に満足していない限り「女性」が彼の中で一番の優先順位を獲得することはできません。
ひっくり返せば、「女性」が最優先の男性は
すでに自分に満足しており、これからの成長が見込めない
もしくは
最初から高い理想セルフイメージを持ってない
のどちらかになります。
最初の二つは個人のアイデンティティに関わることであり、「個の承認」はマズロー欲求の5段階で説明されてますが、「どれだけ稼いでるのか」をさらっと言ってしまうところにアメリカ文化を感じます。日本だと「お金に対する考え方」と品格を結びつける人達から非難を浴びるでしょう。
Act Like a Woman, Think Like a Man
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
Act Like a Lady, Think Like a Man
福岡-上海の機上で読んだ本
タイトルを訳すと、「女のように振舞え、男のように考えろ」。
しかしタイトルと本の内容は少しミスマッチです。新しくつけてあげるとしたら、
タイトル「オトコの選び方」
サブタイトル「オトコで悩めるすべての女性たちへ」
本当にすべての女性に読んでもらいたい内容でした。日本でも早く誰か翻訳出版しなければいけません。多くの女性が救われるでしょう。
コメディアンのスティーブハービー著のこの本は女性をターゲットに書かれています。あまりにも多くの女性が「男」をわかっていない故悩みを抱えているとし、男女の違い、愛し方の違いなどをわかりやすく説明したあと、異性問題に対しとても明快に解決方法を伝授しています。
特に学術的なデータをもとにしているわけではありませんが、彼の「男とはこういうものだ」という説明には「そうそう」とうなずくことばかりでした。
以下、メモしたい点をまとめました。
Throwback と Keeper (リリースする魚と持ち帰る魚)
2009年05月28日
端午節
今日は「端午節」といっても中国の祭日。
日本は端午の日は5月5日の子供の日ですが、中国では旧暦に従って毎年変わり、今年は5月28日。
紀元前300年ぐらいにあった楚という国の政治家である屈原が入水したのですが、屈原の忠臣ぶりを讃えるための祭日です。
入水した屈原を助けるために人々が先を争ってボートを漕いだそうですが、ドラゴンボートの競漕が行われます。
今日お友達になった人たちと昼食を囲んだあと、川を見てみると競漕してました。
今日はそのお友達は仕事をしており、その人の会社の社員400人も仕事をしていました。
人が休んでいる祭日にも仕事をする・・・それが温州人が「中国のユダヤ人」ということなのだろうか・・・

温州到着
ふと、温州蜜柑が食べたくなった。
「本場に行ってみたい」
ということで、昨晩浙江省の温州に到着しました。
しかし、空港から中心街まで約35Km のタクシーからはミカン畑らしきものはみえません。かなり近代化された都市のように見受けられます。
温州人は「中国のユダヤ人」と証されるほど商売がうまいらしい。
ひとつ二つ教えをいただいて帰りたい。
2009年05月27日
3年ぶりの浦東
約3年ぶりに浦東に来ました。
これから次のフライトまで6時間。チェックインフロアに噢菜小馆という広東料理のレストランを見つけ、PCの電源も確保できたので、しばらくここで時間を過ごすとする。
前回は友達の案内があったけど、今回は一人です。
中国語がどれだけ通じるか楽しみ
あさりのリリース
朝7時半。僕は愛宕浜のビーチにいました。
通勤中の人しか見当たらないこの時間、手には貝が150匹ぐらい入った袋。
幼稚園のあと3-4時間海岸で貝探しをする長男が連日あさりを捕ってくるため、我が家には食べきれない貝であふれていました。
まわりのお友達に配ればいいって?もうとっくに配りました。それに彼らだっって毎日あさりを受け取るのも迷惑でしょう。
貝を手づかみして海に投げます。
このことを知ったら長男が激怒します。後は何と言ってごまかすか。
もっとも大切なのは貝の命です。地球の重さより重いかもしれません。
長男が命の重さを理性的にわかるようになるため、これから何回朝のビーチに立たないといけないのでしょうか。
2009年05月26日
フィット
前のエントリを書きながら思いだしたことがあります。
客観的に測定不可能なことを求人広告に書いたら訴訟リスクがあると書きました。
ところで、人材選考の要素の一つに「フィット」というのがあります。求職者が職にフィットするかどうかを判断するわけです。これには意味が3つあります。
1) 職にフィットするか:その職を遂行するためのスキルがあるか。
2) 組織にフィットするか:チームプレーヤーか、協調性があるかなど。
そして、当たり前のようで文字で読んでみると少し怖いのが3つめ。
3) 私があなたと一緒に仕事がしたいかどうか。つまりあなたを好きか嫌いか。
客観的にレベルが推量できるスキルで判断するのではなく、主観的な好き嫌いで決めてるわけです。ところが、これを判断に用いたとしてもアメリカでは訴訟になりません。
中央の人事部が採用現場に人材を振り分けるのではなく、現場の人間が自分のチームに加えるために面接するため、嫌いなタイプを入口ではじいておくことは理にかなっています。
「フィット」でパスしなかった、ということは面接官の最低一人はあなたと一緒に仕事したくないと思った、と解釈することができます。
相性がよい人間もいれば、そりが合わない人間もいます。面接を受ける方としても「こいつとは嫌だ」と思われた人と一緒に働くより、断られた方がためになるでしょう。
今日一人面接しました。大学で経済を学んだということで、どんなコースを取ってきたの?と聞いたらそのうちの一つが「エコノミックポリシー」だと答えます。
今の政府のエコノミックポリシーはどう思う?と聞いたところ、「実のところあまりよくわかりません」と明快な答えが返ってきました。僕だったら分からないのにわかってるふりをしてごたごた話してしまうでしょう。
担当となるプロジェクトのビジネスのことは高い知識があり、フィットもよかったので、採用にしました。
ストレス耐性
最近ニートの海外就職日記を楽しく読んでいます。トップページのイメージのインパクトが凄いです。仕事が●●と言いきっています。なぜ人間の顔も●●なのだろうと思ってしまいましたがとにかく面白い。
日本の求人広告がいくつか紹介されていました。日本で就職活動をしたことがなかったこともあり、今回初めて気がついたことがいくつかあります。
専門職・高収入の求人にしかつかわれない内容がある
■ ストレス耐性の高い方
"Ability to deliver results under pressure" なんてのはよくあります。アメリカでは「精神的にきつい仕事」
はぐっと高い報酬と一緒にオファーされます。感覚としては年収700万ぐらいからスタートではないでしょうか。
"Ability to work under stresful environment" なんて書いちゃたらマゾでもない限り誰も応募してこないでしょう。
役員レベルの人材にしかつかわれない内容がある
■ 会社を大きくしていこうという前向きな方。
ある人材にとっては就職する会社が高成長を目標としているかどうかを知ることは大切です。しかし、
「大きくなろうとしている会社で鍛錬すること」と
「会社を大きくすること」
は全く別物で、後者は経営陣の仕事です。経営陣の意識を従業員に押し付けるのは、報酬も会社の持ち分も違うので、不可能でしょう。
■ ベンチャー思考の方。
"With entrepreneurial sprit" のような感じでしょうか。確かにベンチャーに大手企業志向の人に来られても困ります。ですが、これもベンチャーするのは経営陣であって、かなり大きいストックオプションでも貰わない限りベンチャー思考をもってお勤めはできません。
客観的に測定不能な能力がある
■ 精神力
■ ガッツがある方
■ 地頭の良い方
■ 元気でやる気に満ちている方
■ フットワークの軽い方
■ 向上心のある方
■ 協調性
「元気」って健康状態のことなのか心の状態なのかはっきりさせないと、「病人はこの仕事できない」、なんていったら訴訟リスクがあるでしょう。あるものは書かないことになっています。
地頭が良いとは(street smart) のことでしょう。「地頭の良い方」と言って募集をするぐらいでしょうから、その会社は地頭の良い方々がさぞかしたくさんいらっしゃるのでしょう。
こういう人たちは一度ムンバイのスラムのど真ん中に一文無しで放置してあげましょう。本当の地頭が強いかどうかすぐに証明されます。大半は3日と持たないような感じがしますが。
協調性とは team sprit のことだと思いますが、この「協調性」にはサービス残業もはいってるのだろうなーと思うと、やっぱり訳せません。
どこかの会社で"Fly Fisherman" という肩書で雇ってくれないかな。パートタイムでもいいので。渓流だったらどんなストレスフルな環境でも大丈夫です。
あさりの繁殖数を調べてみた
愛宕浜海浜公園のビーチにはこのところ連日大勢の業者が貝を捕りに来ています。
また、公園横の室見川河口も干潮時jには河口が埋め尽くされるほどの多くの潮干狩り客で賑わっています。
あまりにも賑わうので、地元住民の苦情もあり、路駐(車や自転車)取締のためにパトカーが2台ぐらい常駐しています。
これが毎年4-6月に繰り返されます。ここでいつも思うことが一つ。
「おいおい、そんなに捕っちゃぁあさりが全滅するだろう・・・」
今日もわが子が幼稚園が終わった後ビーチで貝掘りし、虫かごいっぱいのあさりを取ってきました。
相当数の卵を産むことができるのだろうと、調べてみたところ、あさりは一個体あたりなんと数万の卵を産むらしい。生き残るのはその100分の1程度らしいが、それでも数百個。
あさりは水深1~5メートルの浅場に住んでおり、人間が入ることができるのはせいぜい2メートルぐらいなので、水深3-5メートルに住んでいるあさりは手つかずということになります。そして、その成貝がまた数万個の卵を生んでくれるのです。
どうも潮干狩りぐらいでは全滅を恐れる必要はないようです。
このエントリを書き終わろうかと思った時、外から船のエンジンの音が聞こえてきます。
なんだろうとのぞいてみると、明らかに底引き網で何かを捕っています・・・ひょっとして、あの業者さん達、貝をとってるのだろうか・・・。左に4艘、右に3艘。水深3-5メートルに住んでいる貝を根こそぎもっていっているようです。

彼らにも生活がかかっているのでしょう。せめて一般潮干狩り客の楽しみを壊滅させない程度にしてください。
2009年05月25日
宗教による思し召しのありかた
渡辺千賀さんのブログエントリから抜粋 ガーデナーのちょっといい話
(ガーデナー=庭師)
買い換えるお金もなく、もはや廃業かと考え、20年来のとある顧客に
「車ごと全て盗まれてしまったので、もう庭師はできない」
と告げたところ、その人が
「そんなこといわずに」
と、その場で7000ドル(70万円弱)くれたのだそうだ。
アメリカは国民の80%以上がキリスト教徒です。キリスト教やその他中東発祥の一神教では、神が人間を選び霊的な働きかけがある物語であふれています。
僕は小さい頃、母に手をひかれて教会に通っていました。聖書講義を聞きながら、神から召命された預言者たちがキラ星のように登場し、預言者達の圧倒的なカリスマ的人格や数々の奇跡の世界に「スゲー」と胸をときめかせていました。
また、「思し召し」をとおして、信者が信仰を深めたり、信仰のない人が改信したり、伝道者になったりする物語もたくさん聞きました。
「召命」も「思し召し」も、神からの「一方的」な働きかけです。それでは誰が召されるのかというと
- 信仰心がある人もない人も
- 善人も悪人も
- 愛に溢れた人も餓えてるひとも
あまり関係なく召されているようで、神の「お気に召すまま」です。
子供心ながら・・このへんはあまりしっくりきていませんでした。こちらの努力で選んでもらうことはできず、神が選択権を持ちその権利を恣意的に乱用されていると感じたからです。
それから成長していくにしたがって、
「海が二つに割れる」
「死人が蘇る」
などの奇跡は起こらなくとも、
「人生のキーパーソンに出会えた」
「困難を乗り越えた」
などの小さな奇跡は度々起こり、それに対して感謝するようになり、自分の努力なのか、神の思し召しなのかは、少なくともこの世で生きている限りはあまり重要ではないと考えるようになりました。
このガーデナーさんは「思し召し」だと言っていますが、とても仕事を愛し、お客さんを愛する職人だ、と事業資金を恵んだおじいさんには映っていたのかもしれません。
神が自分の意思で施しをする宗教は,能動的に「この人(達)の人生に違いを作りたい」と願う寄付行為が一般的なお国柄に通じるのかもしれません。
「笠地蔵」のように原因と結果が支配するお釈迦様の世界では宗教へのお布施という行為はありますが、救済型の寄付行為はなかなか根付かないようです。この理由は宗教にあるのでしょうか。
2009年05月22日
パこりン
ガヴォット / GAVOTTES というビスケットブランドがあります。
ミルクチョコレートでくるんだサクサクするレイヤーがなんとも美味しい。日本のお菓子ではブルボンのルマンドに触感が似てますが、味が全然違います。
健康オタクのの妻は必ず食品の裏面ラベルをチェックします。
そこで見つけたのが「パこりン」。
妻は意味がわからなかったらしく僕に訪ねてきたのですが、僕もわかりません。
Google で調べても コリン星がどうのこうのと、一般的な単語じゃないみたい。しかもカタカナとひらがながごっちゃだし。
まさか、こんなワールドクラスのお菓子に誤字などはないと前提したのが間違いだったらしい。

河童がきちゃう
最近、夜子どもたちを寝かしつける時に、4歳で長男のカイちゃんが寝ようとしてると、まだ1歳のタッくんが起きていてハイハイをしてます。
カイちゃん: タッ君を早く寝せて!
妻: もう少し遊んだら寝るから、カイちゃんはもう寝てください
とやり取りが何度も続きます。しまいにはカイちゃんがタッくんの腕で強制的に押さえつけて寝せようとします。
妻もまいってしまって昨晩
「カイちゃんはどうしてタッ君がそんなに気になるの?正直に教えてください」
と尋ねたところ、
最初は答えたがらなかったのですが、ついに教えてくれました。
「タッ君が河童につれていかれるけん・・・」 「夜寝らんと河童がくるっちゃろ?」
幼稚園かどこかで、
「夜寝ないと河童が来て連れて行かれるよ」
と教わったそうです。
妻からそれを聞いた時は大笑いしましたが、カイ君の性格上、ホントのところは
「お前が起きてるせいで、おれまで河童につれていかれるだろ!」
ということじゃないかな・・、ということでまた大笑いしました。
パラシュート
来週は大分に遠征をする予定です。
前回の釣りでフライボックスを落として70ピースぐらいのフライを一気に失くしてしまった。
おかげさまで生産ピッチを上げています。
今回はパラシュートパターンを中心にフライをまきました。ハックルがうまく巻けず、きれいなパラシュートにならないのですが、今は質より数が大切ということで、検品にパスさせてます。写真はトリム前です。

パラシュートポストにはいろいろなマテリアルを試してみましたが、ポストはインジケータの役割もあり、日本の渓流は白が使いにくく、ピンク、黄、緑などを使ってみました。
組織結束のアプローチついて
組織を結束させるためには
「とにかく私的なことは脇に置いて、会社の業務を第一優先しよう」
と
「チームの生産性を上げるために、会社はあなたに何ができますか?」
の二通りのアプローチがあるようです
前回はチームワークについて書いたのですが、組織の結束にも種類があるのだ・・とニュージーランドでエンジニアをされている方のエントリを見て感じました。
例えば、うちの会社では、年次有休以外に「病欠」が別枠であり、有休とは別に利用できます。
この「病欠」は個人の風邪や怪我はもちろん、家族の風邪や怪我に対しても利用できます。つまり「うちの嫁さんが風邪引いてしまったので、病欠します」というのが、普通に理解されます。それが「当たり前」だと皆が思っています。
僕の会社でも病欠は有給と別枠であります。特に理念や特別な考え方からそうしたのではなく、それまで働いてきた会社の就業規則を、この会社を作る時に「マネ」ただけです。
社員にイギリス人のエンジニアがいるのですが、ちょうど木曜日の昨日の朝
「ガールフレンドの具合が悪いから一緒にいてあげたいから家で働いてもいいか?」
と電話がありました。
「いてあげなよ」 + 「明日は金曜だから引き続き家にてみてあげなよ」
と伝えました。ということで、彼は金曜の今日も自宅で働いています。
彼はうちで働く前にも4年ほど日本で働いたことがあり、そこで日本の労働風土に染まったのか、ヨーロッパ人らしかぬ労働規範の持ち主で、有給もめったに使いません。昨年なんか10日ある有給を全然使ってなかったので、年末に無理に4日ほど使わせました。そのうち、
「今までの未消費の有給をすべて使わせてください」
と3か月間バケーションの申請をしてくるんじゃないかと少し心配になってきてます。未消費の有給のcarry forward は 相談に応じて・・としか規則には書いてませんでしたので。
まぁ、今回はチームワークというか、今流行りの悪名高き風邪の件もあるので、週末いっぱい自宅待機・・・という意味もありましたが。万が一僕に感染なんかしたら、しばらく釣りにいけなくなりますので (病院の池の鯉をターゲットにして・・しかれそう)。
彼に対する答えを聞いていた妻が
「普通の会社じゃありえないよね・・・」
と言いました。彼女は日本の組織でしか働いた経験がありません。日本の感覚だと
有給を取ると
- 「周りに迷惑がかかる」と感じる自分がいる
- 「迷惑だ」と思う人が実際にたくさんいる
のでしょう。
特に知識労働者の場合は時間や場所は関係なく、約束したアウトプットを出してくれればいいわけです。また、エンジニアのように頭と指しか使わない仕事の場合、本人がハッピーかどうかが生産性に大きく影響してきます。
スタッフがハッピー → チームの生産性向上 → 会社も業績アップでハッピー
となるはずですが、「休みの取りにくさ」が改善されないのはなぜなのでしょうか?いままで簡単に「組織の結束」が手に入っていた経営者が「チームワーク」を真剣に研究してこなかったのだと思います。
アメリカやニュージーランドも昔から現在のような労働環境があったわけではなく、「いかに生産性を高めるか」の研究の成果を多くの経営者が取り入れたことから、日本と比べるととても豊かな労働環境へと変化してきました。
人材獲得・維持が難しくなってくる日本もこれから自然に変わっていくのかもしれませんが、経営者が「チームワーク」をもっと意識する時代がくるのでしょう。人材が溢れ組織の結束が当たり前のように存在したのは昔のことになりつつあり、会社のためにもそれが良いことなのですから。
チームワークの大切さ
組織が目標を達成するために必要な要素の一つはチームワークです。組織員の思考やエネルギーが一つの方向に Align し一丸となったときは、個々がばらばらに活動していた時の数倍の生産性を発揮します。
優れたチームプレーヤーの条件で、個人の能力が高くチームに貢献できる力を持っていることはともかくとして、それに加えて個人の利益よりチームの利益を優先することができるというのは大切なことです。
アメリカや中国では「チームワーク」という言葉をよく耳にし、積極的に議論にあがります。「チームを以下に作るか・・・」とチームワーク関連の書籍もたくさんあります。
を読んで思ったのですが、日本では「チームワーク」はあまり人気のないトピックではないでしょうか。日本の組織においては「強い結束」はあたりまえです。当たり前すぎて議論にもならないのです。
明日納品の商品があるが、ちょっとしたトラブルで生産ラインが一本止まってしまった。もう一本のラインでは間に合わない量を社員全員が徹夜をして手作業で生産した。
なんて話はこの国ではたくさん聞きくことができます。納期を守るという組織の目的を達成するために、個人が貢献することが当たり前なのです。
これがアメリカだったらどうでしょう。いかに予定通りに生産できなかったかをロジカルに説明することにエネルギーを費やすでしょう。社員個人達は、組織上のトラブルがあっても、就業後に習い事に行ったり、家族と過ごしたりと、個人で使う時間がほぼ完全に守られています。
逆にアメリカの書店にはロジカルシンキングなんて本はベストセラーになりません。ところが日本の本屋さんには「論理的に話す・・・」とか「ロジック思考・・・」とかいう本がカバーや著者を変えて常にベストセラーに並んでいます。
アメリカでは本当にできているかはともかくとして、ロジカルに話す、考えるという行為は日本人におけるチームワークと同じぐらい当たりまえのことなのでしょう。
日本の企業組織の結束力が衰退しているということは、これから10年後には「チームワーク」本がたくさん書店に並ぶのでしょう。
2009年05月21日
フライマンがMBAにいくとどうなるのか
ついこの前、飯塚毅氏の学生時代と比較して、いかに自分が勉強してなかったのかを書きました。
最近globaltrotterさんのもうすぐHBSに行かれる方のブログを読んで、自分の院生時代を思い出しました。
彼女は学期前のプレコースに「あなたは必要がありませんよ」と言われたにもかかわらず、学校と直談判して受講を認めてもらったそうです。この1年間「どうやったら入学後の経験をMaximizeできるか?」を考え続けていたらしく、もの凄い気迫を感じます。
僕のMBA前はというと、当時は大学を卒業してからというものカリフォルニア州 Irvine でキャリアなどはあまり意識せず、8時5時の仕事をしながら、夕方からは毎日テニスや釣りを楽しんでいました。ウォートン校のMBAに行くことになったので、数学なんかさっぱりだった僕は、「お前は数学の単位が足りないから学校が始まる前にとってこい」と学校から言われ、MBA前に必須だった微積分のコースを取ることを目的に、コロラド州立大学ボルダー校の夏期コースを受けることにしました。
5月に会社をやめアパートを引き払い、Irvine から不調のボンコツ車を飛ばして約1日半でコロラド州に入り、ロッキー山脈を上って行きました。
道路はとても綺麗な渓流際のワインディングロードです。道路上の水たまりを見るだけで「あそこには魚がいるんじゃないか」と心臓がドキドキし始める僕が、こんなきれいな川をみて落ち着いてはいられません。これから2か月間、こんなきれいな川のそばですごせるんだーと胸がワクワクです。Irvine にはドブ川と沼しかありませんでしたから。
夏期講習は2か月ぐらいでしたが、週3ぐらいで授業が終わった後は竿をもってキャンパス側を流れる川に直行していました。
ボルダーでの夏期講習では日本からの留学生も多くいらっしゃってて、みなさん目的意識がとても高い優秀な方達でした。僕はというと、もちろん当時は「いい加減」に時間を過ごしていたつもりはなかったのですが、大学時代もビジネス専攻でしたので、アメリカでは学部→院というのはごく自然な流れでしたし、とくに高い目的意識は持たずにMBAに臨んでました。残念ながらMaster of Flyfishing という学位はなかったのです。
また彼女はMBA同志があつまる会に参加したそうで、そこでDeNAの南場女史がスピーチで
「MBAは役に立ちませんでした」
と言われたそうです。南場女史はコンサル業務から2年間逃れられることがよかったらしく、MBAでは勉強しなかったそうです。
僕はというと、学期が始まったとたん、連日朝4時頃まで続く勉強、それでも終わらない宿題・・・フィラデルフィアでも綺麗な川がいくつもあったのですが、学期中はフライを一回もできなかったほど、苦しみました。「コンサルティング」という言葉さえ意味不明でしたが、周りがみんな「コンサルタント」になりたいと言っており、入学3カ月目にしても「高給で経営アドバイスをするお仕事」ぐらいの意味しかわかってませんでした。「フライキャスティングの方法ならアドバイスできるのだが・・・」
これはやっぱりMBAを受けに行く前に過ごした時間の密度の差にあったのでしょう。
本格的な就職活動をしたのもMBAが初めてでした。面接担当官から志望動機を聞かれたときも
「御社のそばにはトラウトが豊富なABC川がながれておりまして・・・」 と本心を話すわけにもいかず、面接を落ち続けたのですが、ある時、面接で釣りの話で盛り上がった会社からオファーをいただきました。米国でもフライマン達がこぞって巡礼する川がその会社の州にはあったのです。
globaltrotterさんのHBSでの健闘とこれからの輝かしいご活躍を心よりお祈りしています。
2009年05月20日
WSGR Term Sheet Generator タームシートを自動生成
日本と米国のベンチャー環境の落差の議論はよく聞きます。
その理由は様々ですが、ひとつベンチャーに対するリスクマネーの供給が少ないことがあげられます。アイデアと人材があっても、肝心なカネがないと、商品化にこぎつけません。
それなら海外から調達すればいいじゃないか・・・と思いきや、エンジェルやアーリーステージのベンチャーキャピタルはハンズオンが前提のところが多いので、自転車で「やあ、調子どう?」と声をかけられる範囲の企業にしか投資しない投資家が多いです。
しかし、中には遠い海外の起業家にも投資してくれる投資家がいるかもしれない。
ベンチャー投資の内容を詰める契約書をタームシートといい、弁護士が作成します。シリコンバレーで最も成功している弁護士事務所が公開したタームシート作成ツールがこれ。
質問に答えていくだけで案件の最適なタームシートを生成してくれます。
この弁護士事務所 Wilson Sonsini Goodrich & Rosati はベンチャー専門のシリコンバレーを代表するファームです。
- ベンチャー資金を得る企業の20%をクライアントに抱える法律事務所
- 最も多くのIPOを手がけてる法律事務所
- 最も多くのテクノロジー系企業のM&Aを手がけてる法律事務所
実際にこのツールはGSGRの中でひな形を作成するのに使われ、個々の案件に応じて修正しているそうです。
このツールの公開の中心人物が何と Yoichiro Taku さん という日本人です。大阪生まれで1歳のころカナダにお父様の転勤で引っ越したらしい。
こんなツールがファームで最高のところからでたら・・・今までテンプレートを売りながら生計を立てた人達なんかひとたまりもないでしょうな。
2009年05月19日
ブログのテークオーバー
新しいマーケティングアプローチとして ブログのテークオーバーというものがあります。
日本のブログではまだ見たことがありません。
広告主とブロガーが提携し、ある期間だけ、広告主がブログをテークオーバー(乗っ取り)して広告をするというものです。
やりかたもいくつかあって、
1)body タグの外側だけを広告主に提供する
2)広告枠を全て提供する
3)スキンを提供する。
などがあり、この組み合わせにより施術が決定します。
広告主のターゲットがブログ読者と大きく重なっていたり、ブロガーをセレブリティとし、ブロガーと商品・サービスの関連付けをしたい場合など、また手法としてはまだ新しいため、話題作りにも使えます。
一広告枠のみを提供するアフィリエイトとはまだ規模が違うため、全く新たなマーケティング手法ともいえます。
ブログテークオーバーを簡単にするツールというのは存在しないと思いますので、かなりのページビューがあるブログでないと、カスタマイズ費用を広告収入でペイすることは難しいでしょう。
また、スキンやテンプレートに制限のあるブログサービスを使っているブロガーがほとんどだと思いますので、オンオフのスイッチを作るのも難しいのでしょうか。使ったことがないのでわかりませんが。
参考に現在彼のブログがFedExにテークオーバーされています。
あと、彼がやっているのが広告収入を寄付するというもの。
最近「社会貢献ビジネス」が良く取り上げられていますが、「ソーシャルブログ」というのもあり方の一つだと思います。
2009年05月18日
北方領土
妻: あなた、今期はどこを中心に活動するの?
僕: 今年は九州全般の源流を攻めるよ。
妻:10月以降の禁漁期はどうするの?
僕: 今年は樺太にでも遠征するか。
妻: あなた、北方領土の四島って知ってる?「からふと」「えとろふ」「くなしり」「しゃこたん」
僕: 樺太は四島じゃないよ! それに「シャコタン」じゃなくて「しこたん」!
妻: そんなことないよ、ほら、携帯でも「シャコタン」変換されるじゃない?「積丹」
僕: ・・・
結局僕ももうひとつの島「はぼまい」を思い出す事はできず、そのあとの調査でなんと「しゃこたん」という島が北海道に存在することを知りました。
幕末下級武士のリストラ戦記
日経ビジネスの推薦本だったと思います。幕末に徳川慶喜の御徒であった山本政垣が記した「政垣一代記」をもとに幕末を生きた政垣の一生を書いてます。
意外だったのは以下の点:
当時の下級武士は武士といっても生活するためには、いわゆる副業などをしないと家族を養えなかった。
江戸時代は階級社会であったが、階級も完全に固定されていたわけでなく、金次第で農民や商人も武士になれた。
幕末歴史小説などでは固定階級がゆえの悲劇などがよく語られているが、実際には幸運であれば、階級移動もできたんだ・・とまた違う視点でこの時代を見ることができました。
期待外れだった点は、「リストラ戦記」とカジュアルなタイトルがあったので、内容もカジュアルだと思ったのですが、本の4分の1ぐらいは、「政垣一代記」からの抜粋です。しかもそのあとに抜粋を現代口語に直して書いてくれています。
政垣の原文に興味がある読者以外は、同じ内容を2回読まされるのです。
大政奉還後、駿河に移封になった徳川家、その後廃藩置県でいわゆる「リストラ」されるのですが、「戦記」というよりは、いかに凡人としてその場をしのいでいったかが書かれています。
それよりも、原文にはない時代背景や政垣の心の動きなどを著者の知識や伝聞などからもっと膨らませて読者を時代に引き込むことができたのではないかと思います。
2009年05月17日
不撓不屈
堀江氏の「徹底抗戦」を読んでいるときにこの「不撓不屈」という本をどこかで紹介されました。
徹底的な取材で問題を深くえぐる高杉氏が国家権力である検察と経済人の闘いをどのように掘り下げているかに興味がありました。
結果的に、今年一番の本でした。それは検察との戦いそのものよりも、主人公の飯塚毅の人格と生き方に触れることができたからです。読みながら、自分の色んな意味での浅はかさに気づかされ、少しでも氏の在り方に近づきたいと思わされました。
氏の博学さと向学心の強さには驚かされました。
鹿沼農商(当時の中学と思われる)時代は「凄い秀才」で学校でも常に首席でしたが、「特に勉強するようすもなく、ガリ勉タイプではなかった。」とありました。相当勉学に優れていたようです。
(僕は中学時代はというと、たしかにガリ勉タイプではなかったかもしれませんが、成績は中の上ぐらいで、周りにはたくさんお勉強のできる生徒がいました。)
福島高等商業学校に進学した氏は仕送りが少ないこともあって、満額寺に下宿をしました。そして高校の後半は授業にも出ずに、座禅に熱中していました。このころから哲学、論理学、心理学などの本をむさぼるように読んだそうです。
(高校でアメリカ留学してしまった僕は、哲学本どころか、マンガも読めない状態になりました。「これくらいわかるだろう」と思って購入した「くまの子プーさん」のマンガの意味がわからなかった時は、これからどうしよう・・・と思ったものです。高校3年が終わる頃にはやっと「プーさん」のマンガがある程度わかるようになりました。)
氏は24歳で「見性」を得ています。これは「悟りを開いた」人に与えられる「位?」です。
(ちょうどその頃、僕はロス近郊で8時5時のお勤めをし、暇があればテニスやギターを弾いていました。)
税理士・会計士として日本の税理会計界を牽引していく氏ですが、そのあと関与先に指導した「別段賞与」という費用計上に関して検察と7年間にわたり戦うこととなります。その物語をとおして、氏の人格をひしひしと感じることができます。
その他いくつか・・
若き日の渡辺美智男氏が自民党から離党勧告を受けながらも飯塚氏のサイドに立ち検察を問い詰める場面があります。政治家として信念に基づき行動できる男の中の男です。同じ立場で飯塚氏と検察の会議に出場した小渕氏、小泉氏、共に首相になっています。
長男の渡辺喜美氏も先日現政権批判を繰り返し、勧告を受けながら辞任しています。父親そっくりで、このように自分自身の考えに基づき行動する政治家のみが信頼できる政治家です。他は世論が変われば、サッと逃げていってしまうサラリーマン政治家です。世襲でも信念をもった政治家もいれば、世襲じゃないサラリーマン政治家もいます。世襲かどうかで政治家の資質を決めるのはおかしいと思います。
飯塚氏はドイツ訪問をした際に電算化の波が日本にもやってくることを感じ、TKC全国会を立ち上げ日本で初めて税務の集中処理センターを作り、会員の税理士が接続できる環境を実現します。
ワークステーション一台が当時のメーンフレームのパワーを上回るようになった現在、TKCの存在意義はどのように変化しているのでしょうか?
「自利とは利他である」
この精神を将来貫いた飯塚氏の生き方に本を通して少しだけでも触れることができたのは、とても幸いでした。
イキガミ
先日早朝フライトに間に合うために5時にはホテルを出発しなければいけない時、夜中2時になっても目がさえて眠れなかった。眠くなるまで・・・と見始めた映画を結局最後まで見てしまい、フライトではぐっすりでした。
人はいつか「死」を迎えるにもかかわらず、「死」を普段意識せずに生きています。結果、「今を生きる」ことがなく、時間をもっとも有効に使うことをしないようです。
さて、この映画の世界では、国民に命の尊さを尊重させるため、国家繁栄維持法により千分の1の確率で強制的に死を強制する国家が舞台です。
法に反対する者は思想犯として逮捕され思想転換させられます。
こんな国家だったら、地下組織でも作って武力クーデータに人生を捧げる生き方もよいと思います。
いつかマンガもよんでみたいですが、マンガも読むとかなり時間がかかります。これは6巻までしかないみたいですので、現実的な楽しみですね。
日本から革新的技術が出てこない理由
という記事を目にしました。
「技術大国の日本から革新的技術が出てこないことはないだろう」と思いながら部屋の中を見回すと、たしかに製品部品などではありそうなのだが、コア技術は見つけるのが難しい。
なぜだろうと僕なりに考えてみた。
ここで言われている革新的技術とは革新的ハイテク製品という意味だと思います。技術が「革命」するためには、1)その技術が開発され、2)製品へと応用され、3)世界にマーケティングされ人々の行動様式が変革されないといけません。
そこで何が問題なのか
1)革新的製品の種になりそうな技術の開発
研究は大学や企業で行われますが、企業における研究者の研究テーマは企業の事業ドメインや商品戦略に制限される場合が多く、研究内容も基礎技術よりも応用技術が多いと思います。
商品へ応用される可能性は低いかもしれませんが、応用の広がりの可能性が大きい基礎研究は大学の方が強いと思います。大学の研究所も企業からの寄付や提携などで支援される場合が多く、研究の方向性が柔軟でない場合もありますが、それでも基礎研究の割合やテーマの柔軟性は高いのでしょう。
革新的な技術は応用研究より基礎研究から生まれる可能性は高いでしょう。とすると大学における基礎研究の強さを比較するとよいかもしれません。
基礎研究の強さですが、これを論文の重要さだとすると、学生の質およびどんな研究を許容するかという教授側の政策によると思います。学生の質という意味で日米の違いは学生の多様性にあると思います。アメリカの教育機関は世界で最も優秀な学生を集めることができますが、日本の大学はどうでしょう。
また、どの研究者もユニークな論文を書きたいと思います。しかし、そのユニークさの「意味合い」や「着眼点」などの文化間の違いによって、どれだけ異質な研究結果が生まれるかが決まると思いますが、それもどうでしょうか。
残念ながら日本の大学で学んだことがないので、なんともいえません。
2)技術応用による製品化
このステップは企業内で行われます。コア技術を製品として利用するまで高める、この辺は日本企業は強そうです。しかし、革新的な製品の開発は今素晴らしい製品を持っている大企業よりも、将来のヒット商品を開発中のベンチャー企業で行われます。
ここではベンチャー企業のの強さ、いわゆる 1)ベンチャーで働く人材の質 2)ベンチャーを支援するビジネス環境、これら点で日本に多くの課題があることはかなり議論されています。
また、製品化には設計が大切ですが、ここでは世界に散らばる技術をひとつに集積しないといけません。グローバルな視野で設計ができる、またはソーシングができる人材が強みをもちます。このへんはどうでしょうか?日本にはどちらかというと「全部日本でやっちゃおう精神」を持ってる方が多い感がします。
3)製品のマーケティング
今までにない商品が世に普及するためには、商品ライフサイクルでいうイノベーターおよびオピニオンリダーの多さが大切になります。新しい商品を試してよかったらそれを口コミで広めてくれる、また開発費用で資金的にも比較的余裕がないベンチャー企業の資金繰りを助けてくれる、この消費者層の大きさが重要だと考えます。
この辺は、僕は日米で消費者を演じたことがありますので、はっきり言えます。新しいもの好きは圧倒的にアメリカが多いです。人と違うものを持ちたい、そして自慢したい、そんな人たちがより多いと思います。また、使って良かったものを周りに発信する量も圧倒的にアメリカ人に軍配があがります。
そういえば、この層の消費者全体に占める割合が異文化間で違い、それが商品の革新性につながるという議論は過去に読んだ記憶がないです。
他にもいろいろあると思いますが、消費者の立場からすれば革新技術がどこから出てこようが関係ないですね。経営者の立場からするととても気になるテーマですが。
デドックス
妻: 体の毒素を取るのをなんというんだっけ? 「デドックス」だっけ「デトックス」だっけ?
僕: ・・・
妻: 「デトックスだよね、でも何かにデドックスって書いてあって迷ってるの」
2009年05月14日
クライスラー破綻―どうして債権者は債権減額を受け入れないのか?
前職が自動車業界だったこともあり、最近よく聞かれる質問です。
債権者はいわゆる社債を購入した投資家です。会社が破たんすると社債保有者は会社の資産を売却益のみが残ります。通常破綻していく企業はこれらの資産は担保になっている可能性が高く、社債の価値はゼロに近くなります。
クライスラーが破たんを避けるためには、債権者から再建減額への同意を取り付けなくてはいけませんでしたが、これをできませんでした。結局先月末に破産法11条に基づき破産申告しました。
債権者はどうして破綻を避けようとしないのでしょうか。それは彼らの債権もが今回の金融危機の引き金となったCDSにより守られていたことにあります。彼らは投資先の破綻により自らの投資価値がゼロにならないように「保険」をかけていました。
債権者にとっては投資先に破たんしてもらったほうが債権の減額よりも価値の高い保険金を受け取ることができるからです。
自らを守るための保険商品であるCDSが、このように投資先を破たんに追い込むきっかけとなるなんて、皮肉です。
2009年05月12日
「裁判官の横着」 井上薫
「裁判官の横着」 井上薫
司法の世界、特に裁判の世界は、それを経験した人しか実感をもって理解できていないのではないかと思います。
僕には一人だけ判事の友人がいます。それもデトロイトで働いていた時に、研修の一環でアメリカの司法制度を学びに来ていた同い年の人です。出会いはほとんど覚えてないのですが、その後家族ぐるみでお付き合いをさせていただきました。
なんと大学で公認会計士試験をパスして監査法人ではたらいていたものの、「何か違う」と感じて会計士をやめてしまい、3年の勉強期間を経て司法試験をパスし、判事になったということでした。
こんな方たちばっかりいるとしたら、それは本当に特殊な世界なんだなと思います。
そんな世界の暴露本というわけではなく、裁判官も普通の人間で、制度の欠陥から、紛争当事者の
不利益になるような行動をとってしまう動機があるということを経験から例をあげて展開しています。
さて、裁判のことは個人的には経験もなく、あまりよく分からないのですが、井上氏は判事を務めた経験がありますので話に現実味があり、今まで知らなかった裁判官の習性を知ることができ、目からウロコでした。
和解
判事は和解をしつこく薦めるそうです。その理由は
- 「紛争解決の一回性」当事者間では係争している点以外にも多くの複雑な 問題が絡み合っているケースがあり、判決で解決するには訴状にあがっているものに限られるが、 和解の場合は、その他の紛争も一緒に解決できることがある
- 「任意の履行」判事が判決を下しても、たとえば賠償金100万円を払えといっても、 押しつけられたものだから、払われないケースがあります。しかし、若いの場合は、自ら払う ことに同意しているわけで、その約束が履行される可能性が高いということです。
- 「円満解決」当事者同士が継続的に関係を持っている場合、例えば親族関係や労使関係、 建物の賃借関係など、は敵対したまま判決を受けるよりも、円満に紛争を解決した方がよい
- 費用や時間を少なくする
という、当事者間の利益があげられていました。
ところが、和解は判事にも利益があるそうです。
- 主張と証拠の記録をすべて吟味しながら判決文を起案しないといけない。(つまり、大変)
- 和解が決裂すると、和解のために費やした調査や努力が無駄になる。判決には使えないから。
- 上訴がない。上訴され、位が一つ高い裁判所に判決を覆されると、減点主義なため人事上のマイナスになる。
その他驚いたこと
- 何年もかかる係争だと裁判記録だけで積み上げると高さ2メートルを超える。(多くても20センチぐらいだと思ってました。転勤の際、後任者は前任者が書いたこの記録を一から読まないといけないのです--ここでよく記録をよまないとうこともあるらしい)
- 裁判官一人当たり平均200件の裁判を抱える。(20件ぐらいだと思ってましたのでビックリ)
- 判決文には主文と理由が必要なのですが、理由欄に主文をサポートしない事由も書く
最後の判決文に関しては井上氏の作家としての大きなテーマの一つになっており、「蛇足判決」という言葉をつかって表現していました。
確かにロジックに書くことは頭を使うのですが、一番ロジカルな職業のように見える司法関係のトップにもロジックの問題があるんですね・・。ロジカルシンキング本が売れるはずです。
2009年05月11日
パスポート紛失
今日はフライトがあったのですが、前の晩からパスポートが見つからず、夜中の4時半まで探していました。
といっても、我が家での僕の行動範囲はダイニングのテーブルの椅子のみ。僕の所有物はその横にあるキャビネットだけと単純です。(その他にも僕が所有してるはずの書斎があるのですが、妻に不法占拠され、倉庫として利用されています)
そこで、パスポートはオフィスにあるだろうと、夜通しで探していましたが、疲れてそのままオフィスの廊下で寝てしまいました。
変更不可のディスカウントチケットなので、今回のフライトは諦めてオフィスで仕事をしていました。旅行会社にも「パスポート無くしました」と報告も終わりました。
そしたら、出発時刻ぎりぎりになって、妻から電話がありました。
「フッフッフッ・・」と不気味な声を出していましたが、それで「ああ、見つかったんだ」
とわかりました。
なんと最近失くしたiPodTouch 海外用携帯電話、携帯自転車タイヤポンプ、などその他もろもろと一緒に袋に入って、いつも妻が領有権を主張しているエントランステーブルの引き出しの中に入っていたそうです。
妻は「知らない、あなたが直したんでしょう」と言っていましたがもちろん、僕は領有権がないところに手を出したりしません。後で報復攻撃を受けるからです。
約6時間も探しものに使ってしまいましたが、探しものは見つかったので、今回のことは感謝だけして、あと納めておこうと思いました。
最近思うのですが、年を重ねるごとにあまり怒らなくなっていくようです。
2009年05月09日
虚構―堀江と私とライブドア
堀江氏の「徹底抗戦」を読んで、これも読んでみたくなった。
宮内氏の眼で見たライブドア事件の流れを小説よりも面白く読めます。
個人的にはあのライブドア事件というのは
- 日本の金融制度の問題点を浮き彫りにした。
- 検察の実態や課題を多くの人に知らしめた
- 個性的な急成長㈱(人や企業)がどのようにこの社会に受け止められるのかがわかった
- 新たな経営スタイルの提案
などで、価値があったと思います。
しかし、堀江氏や村上氏のようなビジネスパーソンはアメリカにいれば、ごくフツーな分類に入ると思うのですが、所変われば・・・ということでしょうか。
宮内氏の文章の書き方などから、茶髪で少し強面のお顔からは想像できない、とても頭のよい紳士的な人なのだな、との印象を受けました。
出会いの大学
千葉氏のブログを見てタイトルで購入した本。
人脈論としては、
- ハブ&スポーク
- 情報発信
- マッチング
などが数十年前かから伝統的に存在します。しかし、最近は情報の発信や人脈管理がITによって大きく変わってきています。
新規顧客→リピーター→紹介者のマーケティングの考えを応用しているところや、出会いは直線ではなくWEBだということで、たった一人の出会いの数の差が乗数的にその後の人脈の広さに影響することを数字で明快にしているところなどは新鮮でした。
一時間ぐらいでさらっと読めてしまう本です。
性格上、部屋にこもっていること多いのですが、積極的に外にでないといけないなーと思わせてくれただけでも価値がありました。。
2009年05月08日
時間の銀行
今日久しぶりにmixi を徘徊してたら次の内容がある方の日記に。
-------------------------------------
『時間の銀行』
その銀行は毎朝あなたに86400ドル振り込んでくれます。
同時にその銀行の口座の残高は毎日ゼロになります。
つまりあなたがその日に使い切らなかった分は全て消されてしまいます、
あなただったらどうしますか?
もちろん全て使いますよね
僕たちは一人ひとりが同じような銀行を持っています、
それは”時間”です。
-------------------------------------
最初はストックではなくてフローを薦めるお話かな・・・と思って読んでましたが、最後に鋭く心に突き刺さりました。
この方はこの内容を中学の頃にメモしたそうです。凄いですねー。
オンラインバンキングがつかえなーい
今日1時頃、西日本銀行のオンラインバンキングで3日後のチケットの振り込みをしようとしていたらシステムがダウンしていました。
はっきりとは覚えていないが、「ただいま調子が悪い」みたいなことが書いてありました。
へー、銀行システムでもこういうのあるんだ。と思いながらも今日振込できなかったらチケットがとれないという状態だったので、急いで他行の口座から振り込みました。
それから約10時間後のたった今、
「NCBビジネスダイレクトに関する障害復旧のお知らせ」
とタイトルがついたメールが届きました。内容は以下のとおり。太字は僕のコメントです。
「
本日、株式会社NTTデータのアンサーセンターにて障害が発生し、
「NCBビジネスダイレクト」の一部のサービスについてご利用できない
状態となりましたが、さきほど復旧いたしましたので、お知らせいたします。
へー、こんな時に業者の名前だすんだ・・・
へー、日本を代表するSIのNTTデータでも壊れたりするんだ・・・
障害により、お客様には、多大なご不便・ご迷惑をおかけしましたことを
深くお詫び申し上げます。
確かに、振込まにあわなーい!と取り乱し、お財布の中で迷子になった他のバンクカードを探すのにあたふたしたけど・・・
これって誰がお詫びしてるの?西銀、それともNTTデータ?
今後、かかることがないよう万全を期し、対応に努めてまいります。
誰が対応するの?
なお、ご不明な点がございましたら、NCBビジネスヘルプデスクまで
お問い合わせくださいますようお願い申し上げます。
」
なんだか、当事者不明のメールでした。
「特大ブラに追加料金は差別」なのか
人の体ほど個性があるものはありません。誰一人として同じ体の人はいないのです。
したがって、身につける商品は下着や洋服だけでなく、靴や帽子までサイズがあります。
企業は利益の価値の最大化を前提とすると、生産する商品の下限と上限のサイズを決めるのはそんなに難しいことではありません。サイズの平均値から上下に離れていくほど「限界利益」が低くなります。
利益の最大化のためにはこの利益が0になるサイズまで生産するのです。多くのメーカーやブランドはこの方法でその企業の標準サイズ範囲を決定しています。
不思議に思うことがあります。一般的に商品はサイズが大きくなるとそれなりに価格も高くなります。
例えば・・
ラーメン大盛りは普通のラーメンより100円ほど高くなります。替え玉をしてもさらに100円です。
今購入しようかと考えている、ランディングネット。この大型は中型より1000円ぐらい高いです。
こんな例をあげるときりがありません。
ところが、身につけるものはサイズが大きくなればなるほど、原材料は高くなっているはずなのですが、スモールもXラージも同じ値段です。不思議だとは思いませんか?
この理由の一つとして、アパレル関連商品の原材料の売上原価に占める割合は非常に低いとういことがあります。一番のコストはデザイン、そして商品陳列コストでしょう。次に生産コスト、最後に原材料コストというとこでしょうか。
これと比較してラーメンの原材料コストは価格にもよりますが、10%ぐらいだと思いますので、かなり高いということになります。
商品あたりの原材料コストが低いので、商品の価格を一定にすることで、サイズが上がるたびに
「体が大きいのは私のせいじゃないのに・・・」
と顧客が不満を持つことをさけることができるというのは企業の利益にかないます。
また、サイズと価格が比例していると、基準サイズの中間のサイズを持っている人たち、たとえば靴でいうと23.0センチと23.5センチの間の23.2センチの人たちは、安いからと23センチの靴を買うでしょう。
なんだかとても窮屈な世の中になりそうです。
差別といえば、この中間サイズの人たちはいつも企業の基準サイズを購入するしかないので、差別をされているといえます。しかし、特大ブラの人たちのように市場に自分のサイズにあうものを見つけることができないというわけでもないので、まだ救われます。
さて、「特大ブラに追加料金は差別」と主張する人達は、「MサイズでもLサイズでも値段はは同じなんだから、特大サイズも同じじゃないといけない」という根拠なのでしょう。、これはとても正当な主張だと思います。
この特大ブラを追加料金で発売した企業は、たぶん同じ価格だったら、限界利益がマイナスになる特大サイズは作らなかったと思います。でも、「特大サイズの人は選択肢が少なくて大変だな・・・」と思ったのでしょう。そして、「追加料金を払ってくれる人がいるんだったら、このサイズを作ってあげよう」と思ったのでしょう。そして、ほとんどの特大サイズの顧客は喜んで追加料金を払い、特大ブラを購入して満足したんだと思います。
そして、今回はそれに不満をもつ顧客にあたってしまって、大騒ぎになってしまいました。
この騒ぎは双方にとってマイナスに働きます。
顧客のマイナス点としては、
この騒ぎを知ってしまった下着メーカーは、これから「追加料金」をもらわなくなるでしょう。「差別企業」というレッテルをはられたくないからです。
追加料金をもらわないと、限界利益はマイナスですので、特大サイズは作らなくなるでしょう。
すると、今まで「追加料金」さえ払っていれば選択肢があった特大サイズの市場はなくなり、非常に高額なオーダーメードでつくるか、ノーブラを装着するしかなくなるでしょう。
企業側の問題としては、特大サイズの人の役に立つことができなくなるということでしょうか。
もうひとつ差別について・・
人種によってその平均的な体のサイズは違います。僕はアジア系の中でも細めだと思います。アメリカに住んでいた時、自分の体にある既成品はほとんどありませんでした。
着るものがないという意味では、自分のウェストにあうパンツは必ず丈が短くいものしか陳列棚には残っていないのです。全てのサイズを等しい数で生産しない限り、これはアジア人に対する差別ともいえます。ピッタリサイズを購入するためには数百円は喜んで払っていたでしょう。
その代り日本にいるアメリカ系白人・黒人はアパレルの購入に大変困っていることが察しがつきます。
どうしたら、気持よく生産し、購入できるか、双方がよく考えて行動することが大切ですね。
2009年05月07日
魔法の言葉
今日は弟が長男を半日預かってくれて遊園地につれていってくれました。
僕は駅までの送迎をしたのですが、弟の車で流れていたスピッツの「魔法の言葉」 ・・・ 久しぶりに心に届いた音楽となりました。
スピッツの音楽はもともと好きなのですが、このアルバム 「さざなみ」 は聞いたことはありませんでした。「魔法の言葉」も初めて聞いて「凄げっ」と体がしびれる感覚。こんな感覚は学生の頃はは年に20回ぐらい、今は年2回ぐらいになっていました。
この感覚があった曲というのは3回聞けば、もうカラオケで歌える自信があります。それほど体に入ってきます。
あまり新しい音楽に触れる機会が少なくなりましたが、こんな感覚が手に入るんだったらもっと能動的に新しい音楽を探して回ってもいいかなと思いました。
ただ、音楽はRSSで手に入る記事購読のように聞くことができないのが問題ですね。試聴ができて、良かったら確実に購入するのに。
購入したいかどうかは一回聞けばわかります。ですので、その人に一回だけなら聞かせることができるという仕組みができればいい。
しかし、人間は記録できないから、やはりデバイスに頼るしかありません。
各レコード会社がデバイスで一度だけなら無料で聞くことができる音楽を配信する仕組みがあれば、音楽ソフトはもっと売れるのではないかと思います。
ゴールデンウィーク
ゴールデンウィーク中は実家に帰って弟たちの家族と一緒に過ごしました。
「食事」以外はずっと仕事してましたが、いくつかアクティビティもありました。
5月3日
毎年4月中旬にあげる鯉のぼりですが、今年はちょっと怠けてしまって、子供の日2日前になってしまいました。空が曇っていたのが残念ですが、鯉は元気に泳いでいました。

母の教会の子供たちが遊びに来てバーベキューをしました。僕は弟と一緒に料理人として活躍しました。炭の火を起こしたり、肉をひっくり返しただけですが・・。

5月4日
弟や甥達と一緒にスケートに行きました。

長男にとって初めてのスケートでした。最初はこの通りでしたが・・・
30分もすると、氷の上を歩けるようになりました。
母の誕生日で、夜は家族みんなで食事をしました。
5月5日 子供の日
わがファミリーでは大きなおもちゃは、1年に3回 (こどもの日、誕生日、クリスマス) のみとの方針があります。 まちにまったプレゼントをもらった時の長男です。
夕方からは僕が住んでるタワーの隣のタワーの30階のラウンジを貸し切って、母の還暦祝いを行いました。といっても、とてもカジュアルなパーティでした。福岡を一望できる景色が素晴らしかったです。

5月6日 長男のレゴブロック作品をを記録するためのオンライン写真集などを作りながら一日が終わりました。
2009年05月06日
Slumdog Millionaire
今年のアカデミー賞受賞作をやっと見ました。
心に残った言葉が二つ。
恋をしていた幼馴染のラティカがマフィアのボスと一緒に暮らしているのを発見して:
Jamal: "Come away with me."
ジャマール: 僕と一緒に逃げよう。
Latika: Away? Where? And live out what?
ラティカ: 逃げる?どこへ?どうやって生活するの?
Jamal: Love.
ジャマール: 愛があるじゃないか。
最後にとうとう一緒になれて
Latika: I thought we'd be together only in death.
ラティカ: この世で一緒になれるとは思わなかった。
この映画は発展目覚ましいインドの影の部分をえぐりだしていることもあり、インドの恥をさらしていることに怒っている人たちがインドには多いらしい。
同じようなスラムを実際に多くの国で見てきました。ブラジル、メキシコ、フィリピン、タイ、インドネシア。特に17歳の時にブラジルのクリチーバで偶然見たスラム街には、スラムを初めて目の当たりにしたこともあって衝撃を受けました。そこで、この映画に登場していたラティカのように15歳ぐらいでとてもかわいい女の子と目が会ったのですが、二人の間には見えない大きな壁を感じました。相手もそうだったのでしょうか。
スラムの人々から溢れるエネルギーの強さは個人的には好きです。またスラムに住んでいるからと、彼らの幸せ度を推し量るのも間違っていると思います。
しかし、貧しいから、幼いから、という理由で子供が大人の欲求を満たすための犠牲になっていく事は、阻止する必要があります。
スラム対策として、国家として、大きなミドルクラス層をつくるためには教育の普及と継続学習の機会、あとは国民のやる気が必要です。
お金なんかなくても、愛があれば人生は幸せだ。そう胸をはって子供に言えるようになりたい。
2009年05月03日
Mod Rewrite パスに実在のページ名と同じ名前のディレクトリを使えない
今日3時間ほど解決に費やしたメモ
Apache には mod_rewrite という便利な機能があります。そのうちの一つはパスの書き換えです。
リクエスト変数があるページは検索ロボットに読み取られにくい、ということが一般的な認識です。そこで、
htaccess に
と書くだけで、
へのアクセスを自動的に
へと変換してくれます。
この例では最初のディレクトリが sample になっていますが、これを samplepage とした場合、mod_rewrite は変数の部分変換を行わず
としてしまうようです。
公開サーバーでは option で MultiViews を on にしていましたのでこれが理由だと思います。
で、解決に時間がかかったのは 開発で使うローカルのwindows apache では問題なく変換してくれました (こちらではMultiViews のオプションは指定してませんでした)。
MultiViews の存在に最後まで気付かなかったのが悔しいです。
2009年05月02日
登山用携帯トイレがはやらないわけ
霧島山系美しく登ろう 「携帯トイレ」普及訴え 環境省などが運営協設立
僕は魚を追い求めてあちこちの山を登ってますが、ただ山を登って下りる「登山」の何が面白いのか良くわかりません。「付き合い」で登山は何度かやりましたが、たしかに気持ちはいいのですが、その他にやりたいことがたくさんあるので、時間の無駄です。
しかし、渓流でのフライフィッシングも「登り」は共通していますので、この記事は少し気にかかりました。
まず、利用者の立場としては、「美しく登る」ことは賛成しますが、弁当なんかも入っているバックパックに「あれ」も一緒に入れて登り降りするというのは「美しく」ありません。
山ですから転んだりすることもあるかもしれません。(今日は佐賀県の天河川に行ってきましたが、岩登りに失敗して3メートル下に落下・しりもちつきました) 圧力で破裂ということはないでしょうかね。
代替案としては
- 1日で紙も一緒に有機肥料へと分解するパウダーを振り掛ける
- 仮設トイレを主要ポイントに作り、職員が毎日掃除しにいく。(月30万ぐらいの運営コストですべてが解決します)
僕の場合、環境が日常と異なるとその間中、便秘になります。「我慢する」ではなく「したくない」ですので、かなり都合がよいです。しかし、順応も早い方なので、2,3日同じ場所に滞在するとそこが「日常」になってきますので、長期登山の場合などはどうするのか?と考えてしまいます。
トイレなどがない時代は昔の人はどうしてたのだろう。

